第1回Aリーグ(1993年 秋)
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勝利 |
敗北 |
得点 |
失点 |
点差 |
可茂ロードウェイズ |
12 |
3 |
65 |
39 |
+26 |
グリンピアショップ緑 |
10 |
5 |
52 |
47 |
+5 |
クラシスト5 |
7 |
8 |
53 |
48 |
+5 |
シェフホワイテッド長坂 |
1 |
14 |
25 |
51 |
−36 |
順位表
対戦相手別成績表
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可茂ロードウェイズ |
グリンピアショップ緑 |
クラシスト5 |
シェフホワイテッド長坂 |
|
勝利 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
敗北 |
得点 |
失点 |
勝利 |
敗北 |
得点 |
失点 |
可茂ロードウェイズ |
|
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|
|
3 |
2 |
21 |
17 |
4 |
1 |
23 |
16 |
5 |
0 |
21 |
6 |
グリンピアショップ緑 |
2 |
3 |
17 |
21 |
|
|
|
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4 |
1 |
16 |
16 |
4 |
1 |
19 |
10 |
クラシスト5 |
1 |
4 |
16 |
23 |
1 |
4 |
16 |
16 |
|
|
|
|
5 |
0 |
21 |
9 |
シェフホワイテッド長坂 |
0 |
5 |
6 |
21 |
1 |
4 |
10 |
19 |
0 |
5 |
9 |
21 |
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AリーグMVP選手
リネカー(クラシスト5) 『ゴットトリック』という言葉を生み出した活躍と功績に対して
1 |
リネカー |
クラシスト |
25 |
2 |
ファン・バステン |
緑 |
24 |
3 |
ハジ |
可茂 |
19 |
4 |
R.バッジョ |
可茂 |
17 |
5 |
マテウス |
クラシスト |
15 |
6 |
ライカールト |
可茂 |
14 |
7 |
クライフ |
緑 |
10 |
シアラー |
緑 |
プラティニ |
クラシスト |
ライー |
長坂 |
可茂 |
リネカー |
クラシスト |
11 |
ファン・バステン |
緑 |
8 |
クライフ |
緑 |
4 |
プラティニ |
クラシスト |
緑 |
R.バッジョ |
可茂 |
8 |
マテウス |
クラシスト |
6 |
ライカールト |
可茂 |
5 |
リネカー |
クラシスト |
クラシスト |
ハジ |
可茂 |
8 |
ファン・バステン |
緑 |
ライカールト |
可茂 |
6 |
長坂 |
リネカー |
クラシスト |
9 |
ファン・バステン |
緑 |
8 |
マテウス |
クラシスト |
得点王ランキング
対戦相手別得点王
総括
史上初のAリーグには4チームが参加、そのホームはすべて可児市周辺に置かれているという、非常に局地的な規模で行われた。
登録選手のほとんどがフォワード出身で固められ、ファウル率の低い選手はディフェンダーにコンバートされて、ショルダータックルし放題という世界一激しい試合が繰り広げられたのである(この反省を活かして、第2回以降のリーグではポジション固定制度を採用し、原則的にポジションのコンバートは出来なくなった)。
リーグ序盤は可茂(塾長)・緑(薮ちゃん)・クラシスト5(大原)による三つ巴の混戦模様。
緑は第1節で可茂を、第2節でクラシスト5をそれぞれPK戦で破るという粘り強い戦いで勝利を積み重ねていく(第1回リーグでは引分は無く、PK戦による完全決着方式が採用された)。
それに対しクラシスト5は第1節で緑を、第2節で可茂を相手にリネカーがゴットトリックを達成し、クラシスト5を勝利へと導いた。
そして迎えた第3節で緑は再び可茂を破り(塾長がAリーグの1シーズン・同一カードで2敗したのはこの時だけ)、第3節終了時点で緑は首位に躍り出たのである。
Aリーグは『塾長以外の人間が荒屋塾のリーグ戦で首位に立つ』という歴史的快挙に沸き立っていた。
その一方で開幕から苦しい戦いを続けていたのは長坂(いしけん)である。
戦前から実力不足が囁かれていたが、その予想は現実のものとなり、開幕から連敗街道を驀進。
第3節までまでブッチ切りの9連敗で、いしけんは引退寸前にまで追い込まれていた。
そこでいしけんは期末テストでリーグが一時中断した期間中に強化合宿を敢行。
塾長がテストを終えて帰宅すると、いしけんが既にいて(文系のいしけんの方が理系の塾長よりテストの科目が少なく、先に下校することが出来た)、たったひとりで対戦モードをプレイしてフォーメーションの確認する姿が目撃された。
そしてリーグが再会された第4節、長坂はチームとしての意思の統一がみられるようになり、試合には勝てなかったものの善戦をするようになっていた。
一方、優勝争いもいよいよ佳境に入って塾長が追撃を開始。
緑から今季1試合最多得点となる7点を奪って退けると、いよいよチーム名を正式決定しようとしていたクラシスト5(第4節まで大原はチーム名を『Aチーム』と仮登録、いくつかの候補を経て『クラシスト5』になったのは第5節からであった)を完封で破り、第4節終了時点で可茂と緑は同率で首位に並んだのである。
白熱した首位攻防戦は最終節である第5節に持ち越され、誰もが可茂と緑の直接対決による決着を予測していた矢先にまさかの番狂わせが起こった。
長らく辛酸を舐め続けていた長坂が突如として緑に牙を剥き、Aリーグ初勝利をもぎ取ったのである。
これによって長坂は開幕以来の連敗を12で止めるとともに、緑を一気に窮地に陥れた。
そして緑は勝てば同率首位でプレーオフという一縷の望みに賭けて、リーグ最終戦となった可茂との試合に臨む。
試合は後半途中で1−4の絶望的状況からバティストゥータ、ファン・バステンが決め、試合終了間際にクライフの奇跡的な同点弾でPKに持ち込んだ。しかしヒトとして成せる業はもはやここまで。
最後は塾長のオーラを纏ったプロドームが薮ちゃんのシュートを2本セーブして長いリーグ戦に終止符を打ったのである。
こうして振り返ると第1回のAリーグは順位の変動も多く、一番白熱したシーズンだったと言えるかもしれない。